やさぐれ漫画描き、広枝出海のブログです。 創作同人情報、美術展やら映画感想など 獺祭状態でつらつら書きたいな~、と。 カワウソは取った魚を祭るように陳列するそうですが、散らかしているだけとは言ってはいけないお約束(^_^;) 無断転載はどうぞご遠慮下さいませ<(_ _)>
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『巨匠たちの英国水彩画』展を見てきました。
マンチャスター大学ウィットワース美術館所蔵『巨匠たちの英国水彩画展』(2012年10月20日~12月9日まで bunkamuraザ・ミュージアム)に行ってきました。
まず申し上げたい感想は
「水彩だってここまでできる!!!」ということであります!(怒り新党風に(^_^;))
いやもう、素っっっ晴らしかったです!!
私は水彩って難易度高いよぅ…と、ヘタれてもうずっとアクリル描きなんですが(ブログのイラストもオールアクリル)、何とかとハサミは使いよう…ややや、要は素材が何だろうと腕があれば何でもできちゃうんだな…!と、目からウロコがだだ漏れ状態の展覧会でした。
水彩だと奥行き感に限りがあるかと思ってましたが、そんなこともなく重厚な建造物は重厚に、影はどこまでも深く明快です。また、どうしても大きい作品は無理だろうとも思ってたんですが、そんなイメージなんか払底してやるぜぃ!的な大作も出品されています。一見油彩と見まごう雰囲気ながら、一番違いを強く感じたのは、そこはかとない透明感でした。これぞ油彩には出しえない空気感、水彩の醍醐味です!
そしてどの絵にも吸い込まれそうな引力を感じました。
これってなんだろう?と考えること数分。
はっ!もしや作家の集中力、気合いのオーラ(((((((ι゚ω゚;)!?
もちろん他の技法、立体作品だって気合いは入ってるはずですが、いかんせん水彩は失敗ができません。ぼ~っとしたその一瞬が致命傷になりかねないんです。そう、だから水彩は難ちいのです… ハイ(・ω・。`)そんな面倒な素材を扱う緊張感が作品の力になってるんじゃないのかな~、と惚れ惚れしちゃいました。
どの作品もそれぞれ良かったんですが、私的には建造物を描いた一連の作品と、やっぱりターナーに釘付けでした。ターナーの水彩は初めて見ましたが、大気を感じさせるほわっとした色味がほんっとーーーに綺麗!また『海辺の落日とホウボウ』は海に沈む太陽を遠景に、手前にどん!と魚を配している構図ですが、これがなんともシュールレアリスムちっくで好きです (〃゚ω゚〃)作家本人にそういった意図はなかったかもしれませんが、ダリの先輩か!?って感じです。
それで感動のあまり、超久々に図録買っちゃいました。
図録買うのなんて何年ぶりだろ…。欲しいな~、と思っても買いだすとキリない&マイウサギ小屋崩壊の危機なので、極力手を出さないようにしてるんですが…買っちゃった…。でもこの図録、内容もさることながら、装丁も厚紙表紙にタイトル文字は銀箔押し、しかも風景画の場所案内イギリス地図まで付録添付されてる豪華本!地図はセピア調B3サイズで、これだけポスターがわりに飾ってもオシャレじゃないかと。もったいないので私はしまっときますけどね (^_^;)これで2300円(たしか)はすっごいお買い得ですよね?ね♡?
ミュージアムグッズで目を引いたのは犬の刺繍入りポーチ。
シメオン・ソロモンの『画家の愉楽』のおすましした赤いリボンのわんこが、黒地のポーチにワンポイントでちょこんとしてます。図録の解説には「凛とした姿で」とありますが、…違うっ!
これは「あたしカワイイでしょ?」アピール中の図に違いないっ!
ご近所のわんこも「かわいいね~」って言うと「でしょ?でしょ (〃゚ω゚〃)!?」ってなります。あれとおんなじ!くぅっ、かわいいぢゃないかぁぁっ!
…というわけですごく欲しかったんですが、ちょっとお高くない?と思ったら絹製でした。そ、そっか…。ポーチは普段使いでガシガシ使い倒す派としては、こんな華奢なポーチは使えないのです…。ナイロンとか、もーちょっと庶民的な感じで作ってくれればなあ、残念。でも刺繍自体もステキに上品にできていたので、丁寧に持ち歩ける人にはオススメだと思います。ちなみにカモ柄もありました。最近、こういう作品中の動物をモチーフにしたグッズを見かけるようになってきましたが、この傾向は大歓迎です!動物ネタはですね、絵に興味ない人でも食いついちゃう無敵ネタだと思うのです。そしてできれば、わんこ系多めの方向で流行ってくれると実に嬉しいんですが(あ、でもそれはそれで財布が悲鳴を上げそう… (´ω`;))
で、感動ついでにひっさびさに水彩絵の具引っ張り出してみたりして。
…がっ、チューブ絵の具はかぴかぴになってほぼミイラ…。チューブ破れば使えるけど…嗚呼。最低十年は眠りについていたと思われるので仕方ないんですが、この惨状を見て初めて固形絵の具の真理を悟りました(笑)今まで固形絵の具は使いにくいと思ってたよ…ごめんよ固形絵の具。ということでいま一人の予備役、ペリカンの固形絵の具パレットを御開帳。チューブ敗退の後に使ってみると流石ドイツ製、がっしりとした配置で使いやすいな~。
そういえばパレットで思い出しましたが、ミュージアムショップにもウインザー&ニュートンの小さな携帯用固形絵の具パレットが置いてありました。小さいながら水入れスペースもセットされたり(ここにアルコール配備もあり!?)なによりアールデコ的なデザインに漆黒っていう無駄のないフォルムが素敵でした。し…しかし、これもお値段が…っ。渋いダンディなおじさまがこんなの使って公園で写生してたら、さぞかしかっこいいんだろうな…ヾ(*≧ω≦)
なんだか小さなところにもイギリスを感じました。
まず申し上げたい感想は
「水彩だってここまでできる!!!」ということであります!(怒り新党風に(^_^;))
いやもう、素っっっ晴らしかったです!!
私は水彩って難易度高いよぅ…と、ヘタれてもうずっとアクリル描きなんですが(ブログのイラストもオールアクリル)、何とかとハサミは使いよう…ややや、要は素材が何だろうと腕があれば何でもできちゃうんだな…!と、目からウロコがだだ漏れ状態の展覧会でした。
水彩だと奥行き感に限りがあるかと思ってましたが、そんなこともなく重厚な建造物は重厚に、影はどこまでも深く明快です。また、どうしても大きい作品は無理だろうとも思ってたんですが、そんなイメージなんか払底してやるぜぃ!的な大作も出品されています。一見油彩と見まごう雰囲気ながら、一番違いを強く感じたのは、そこはかとない透明感でした。これぞ油彩には出しえない空気感、水彩の醍醐味です!
そしてどの絵にも吸い込まれそうな引力を感じました。
これってなんだろう?と考えること数分。
はっ!もしや作家の集中力、気合いのオーラ(((((((ι゚ω゚;)!?
もちろん他の技法、立体作品だって気合いは入ってるはずですが、いかんせん水彩は失敗ができません。ぼ~っとしたその一瞬が致命傷になりかねないんです。そう、だから水彩は難ちいのです… ハイ(・ω・。`)そんな面倒な素材を扱う緊張感が作品の力になってるんじゃないのかな~、と惚れ惚れしちゃいました。
どの作品もそれぞれ良かったんですが、私的には建造物を描いた一連の作品と、やっぱりターナーに釘付けでした。ターナーの水彩は初めて見ましたが、大気を感じさせるほわっとした色味がほんっとーーーに綺麗!また『海辺の落日とホウボウ』は海に沈む太陽を遠景に、手前にどん!と魚を配している構図ですが、これがなんともシュールレアリスムちっくで好きです (〃゚ω゚〃)作家本人にそういった意図はなかったかもしれませんが、ダリの先輩か!?って感じです。
それで感動のあまり、超久々に図録買っちゃいました。
図録買うのなんて何年ぶりだろ…。欲しいな~、と思っても買いだすとキリない&マイウサギ小屋崩壊の危機なので、極力手を出さないようにしてるんですが…買っちゃった…。でもこの図録、内容もさることながら、装丁も厚紙表紙にタイトル文字は銀箔押し、しかも風景画の場所案内イギリス地図まで付録添付されてる豪華本!地図はセピア調B3サイズで、これだけポスターがわりに飾ってもオシャレじゃないかと。もったいないので私はしまっときますけどね (^_^;)これで2300円(たしか)はすっごいお買い得ですよね?ね♡?
ミュージアムグッズで目を引いたのは犬の刺繍入りポーチ。
シメオン・ソロモンの『画家の愉楽』のおすましした赤いリボンのわんこが、黒地のポーチにワンポイントでちょこんとしてます。図録の解説には「凛とした姿で」とありますが、…違うっ!
これは「あたしカワイイでしょ?」アピール中の図に違いないっ!
ご近所のわんこも「かわいいね~」って言うと「でしょ?でしょ (〃゚ω゚〃)!?」ってなります。あれとおんなじ!くぅっ、かわいいぢゃないかぁぁっ!
…というわけですごく欲しかったんですが、ちょっとお高くない?と思ったら絹製でした。そ、そっか…。ポーチは普段使いでガシガシ使い倒す派としては、こんな華奢なポーチは使えないのです…。ナイロンとか、もーちょっと庶民的な感じで作ってくれればなあ、残念。でも刺繍自体もステキに上品にできていたので、丁寧に持ち歩ける人にはオススメだと思います。ちなみにカモ柄もありました。最近、こういう作品中の動物をモチーフにしたグッズを見かけるようになってきましたが、この傾向は大歓迎です!動物ネタはですね、絵に興味ない人でも食いついちゃう無敵ネタだと思うのです。そしてできれば、わんこ系多めの方向で流行ってくれると実に嬉しいんですが(あ、でもそれはそれで財布が悲鳴を上げそう… (´ω`;))
で、感動ついでにひっさびさに水彩絵の具引っ張り出してみたりして。
…がっ、チューブ絵の具はかぴかぴになってほぼミイラ…。チューブ破れば使えるけど…嗚呼。最低十年は眠りについていたと思われるので仕方ないんですが、この惨状を見て初めて固形絵の具の真理を悟りました(笑)今まで固形絵の具は使いにくいと思ってたよ…ごめんよ固形絵の具。ということでいま一人の予備役、ペリカンの固形絵の具パレットを御開帳。チューブ敗退の後に使ってみると流石ドイツ製、がっしりとした配置で使いやすいな~。
そういえばパレットで思い出しましたが、ミュージアムショップにもウインザー&ニュートンの小さな携帯用固形絵の具パレットが置いてありました。小さいながら水入れスペースもセットされたり(ここにアルコール配備もあり!?)なによりアールデコ的なデザインに漆黒っていう無駄のないフォルムが素敵でした。し…しかし、これもお値段が…っ。渋いダンディなおじさまがこんなの使って公園で写生してたら、さぞかしかっこいいんだろうな…ヾ(*≧ω≦)
なんだか小さなところにもイギリスを感じました。
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