やさぐれ漫画描き、広枝出海のブログです。 創作同人情報、美術展やら映画感想など 獺祭状態でつらつら書きたいな~、と。 カワウソは取った魚を祭るように陳列するそうですが、散らかしているだけとは言ってはいけないお約束(^_^;) 無断転載はどうぞご遠慮下さいませ<(_ _)>
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アーウィン・ブルーメンフェルド展に行ってきました。
東京都写真美術館で開催されている(2013.3.5~5.6)、
『アーウィン・ブルーメンフェルド(エルヴィン・ブルーメンフェルト)~美の秘密~』展に行ってきました。
写真て全然分かんないのですが、この人の写真は印象深くて別格でした。
知ったきっかけは、日経新聞の平成21年10月19日付朝刊に出ていた
『リュシアン・ルロンのドレスを着たエッフェル塔の上のリザ・フォンサグリーヴ』!
エッフェル塔の上で命綱もなしに、危うい足場から風を受けてドレスをひらめかせる…。
何かに逆らうかのように。何かから解き放たれるように…。
すごく衝撃的でした。だってこれ、1939年の撮影なんですよ?
ドイツ系ユダヤ人の写真家が、ナチスドイツのパリ侵攻の直前にこんな写真を撮っている。芸術家の予知能力のようなものを感じました。すごい…!!
なんで掲載紙の年月日まで覚えてるかっていうと、切り抜きをずっと飾ってたからw(´ω`;)
いい加減、切り抜きも黄ばみかけてきたところの今回の展覧会ですよ!他の作品は一切知らないものの、この作品の磁力に勝てず見に行きました!ついでにポスターもあったら欲しい!
初の回顧展だそうで、私みたいな知識ゼロの人間にもとっつきやすい構成でした。
ブルーメンフェルトさんはドイツに生まれたものの、ユダヤ人迫害の嵐から逃れてオランダ、フランス、アメリカと移り住んでた人なんですね。尖鋭的な芸術写真家の顔と、ファッション誌写真家の顔も持ってた人だとは。私の好きなこの『リュシアン・ルロンの~』もヴォーグに掲載された作品です(ちなみにモデルは奥さんだそうで。だからこんな曲芸まがいのショットもOKしちゃったのかな(^_^;)?)
いわゆる現代美術な感じの一連のモノクロ写真も良かったですが、初心者にはやっぱりファッション写真の方が馴染みがいいです(笑)今見ても構図とか洗練されててオシャレだな~。
で、今更ながらの発見だったのが「戦時中もアメリカはヴォーグを出していた」こと(((((((ι゚ω゚;)戦況の深刻化とともに戦争色も滲んではきますが、あくまでオシャレです。カラーです!大日本帝国大和撫子が、もんぺに竹槍で頑張ってた時期にこれですよ?そりゃあ負けるよね…ぅぅ(。-ω-)
今のファッション写真の加工しまくりな流れから見ると、毛穴とか小じわとか鮮明なのも新鮮でした(笑)当時はフツーだったのか、ブルーメンフェルトさんの主義なのかは分かりませんが。こういった写真を見ると…やっぱ修正しすぎはいかんですよ( ´ω`)
彼は反ナチの姿勢を隠さない反骨の人でもあったようで、ナチの内閣承認の年には髑髏なヒトラーの写真なんかも発表してます。後にアメリカに大いに活用されたそうですが。こんな作品発表して死なずにすんだとは。このひと、運が良かったんだろうなあ。
…とまあ、それぞれ見応えはあったんですが。
…………あれ?
………………お目当ての作品が…………ない。
えええええええ~~~~~~っΣ( ゚ω゚) !?
似た構図の作品はあるんだけど、いやそれじゃなくてですね。
あっちの!ドレスひらひらって方はどこですかー!
しまった…っ。回顧展だっていうから絶対あると信じきってた…っ!回顧展なら外せない代表作だと思うんですが!オトナの事情ですか!?
カタログの年表(?)には小さく入ってただけに、がっかり感が半端ない………。
更になぜか会場にはないその作品の絵ハガキが、下のミュージアムショップにはあるという…(でもこれ多分、通常売ってるやつだよね)涙目で絵ハガキ買いました…。
私的今回の収穫は、切り抜きが絵ハガキに出世したことです(笑)
そして恒例の「欲しい絵ハガキは絶対売ってない」ジンクスは、ナタリア・パスコってモデルの女の子がレンブラント風に写ってるモノクロ作品。キリッとした眼差しが良い感じだったのにな…残念。まあ今回は欲しい絵ハガキが手に入ったので、ジンクスじゃないかもですが(でもなんか違う…)
ほんとは作品を紹介したいんですが、オトナの事情があるっぽいのでヘタレ絵(構図パクリ。マグリットにダリ9:1な感じ(^_^;))で。
ほんとにいい写真ですので、気になる方は是非探して見て下さい♡
出した自叙伝はドイツ語だったそうです。なので名前はドイツ語表記にしてみました。あちこち移住しても、結局彼の根っこはドイツにあるんだろうな、と思ったので。
そんで。
同じく東京都写真美術館で開催の『マリオ・ジャコメッリ写真展』(2013.3.23~5.12)
チラシに魅かれました♡もう開催されてるっぽいですが、これも気になる…。
アオリがまた何ともステキ「白、それは虚無。黒、それは傷痕(きずあと)。」…って。
なんかHURTSっぽいぞ!←(現在完全にやられております(^_^;))
神父の服ってどうもホラーに見えて、色々ダークな想像をかき立てられてしまうんですが(^_^;)私だけ?(きっとエクソシストとか!ザ・ライトとか!あの辺の映画のせいだっ!)
機会があれば見に行きたいデス。
『アーウィン・ブルーメンフェルド(エルヴィン・ブルーメンフェルト)~美の秘密~』展に行ってきました。
写真て全然分かんないのですが、この人の写真は印象深くて別格でした。
知ったきっかけは、日経新聞の平成21年10月19日付朝刊に出ていた
『リュシアン・ルロンのドレスを着たエッフェル塔の上のリザ・フォンサグリーヴ』!
エッフェル塔の上で命綱もなしに、危うい足場から風を受けてドレスをひらめかせる…。
何かに逆らうかのように。何かから解き放たれるように…。
すごく衝撃的でした。だってこれ、1939年の撮影なんですよ?
ドイツ系ユダヤ人の写真家が、ナチスドイツのパリ侵攻の直前にこんな写真を撮っている。芸術家の予知能力のようなものを感じました。すごい…!!
なんで掲載紙の年月日まで覚えてるかっていうと、切り抜きをずっと飾ってたからw(´ω`;)
いい加減、切り抜きも黄ばみかけてきたところの今回の展覧会ですよ!他の作品は一切知らないものの、この作品の磁力に勝てず見に行きました!ついでにポスターもあったら欲しい!
初の回顧展だそうで、私みたいな知識ゼロの人間にもとっつきやすい構成でした。
ブルーメンフェルトさんはドイツに生まれたものの、ユダヤ人迫害の嵐から逃れてオランダ、フランス、アメリカと移り住んでた人なんですね。尖鋭的な芸術写真家の顔と、ファッション誌写真家の顔も持ってた人だとは。私の好きなこの『リュシアン・ルロンの~』もヴォーグに掲載された作品です(ちなみにモデルは奥さんだそうで。だからこんな曲芸まがいのショットもOKしちゃったのかな(^_^;)?)
いわゆる現代美術な感じの一連のモノクロ写真も良かったですが、初心者にはやっぱりファッション写真の方が馴染みがいいです(笑)今見ても構図とか洗練されててオシャレだな~。
で、今更ながらの発見だったのが「戦時中もアメリカはヴォーグを出していた」こと(((((((ι゚ω゚;)戦況の深刻化とともに戦争色も滲んではきますが、あくまでオシャレです。カラーです!大日本帝国大和撫子が、もんぺに竹槍で頑張ってた時期にこれですよ?そりゃあ負けるよね…ぅぅ(。-ω-)
今のファッション写真の加工しまくりな流れから見ると、毛穴とか小じわとか鮮明なのも新鮮でした(笑)当時はフツーだったのか、ブルーメンフェルトさんの主義なのかは分かりませんが。こういった写真を見ると…やっぱ修正しすぎはいかんですよ( ´ω`)
彼は反ナチの姿勢を隠さない反骨の人でもあったようで、ナチの内閣承認の年には髑髏なヒトラーの写真なんかも発表してます。後にアメリカに大いに活用されたそうですが。こんな作品発表して死なずにすんだとは。このひと、運が良かったんだろうなあ。
…とまあ、それぞれ見応えはあったんですが。
…………あれ?
………………お目当ての作品が…………ない。
えええええええ~~~~~~っΣ( ゚ω゚) !?
似た構図の作品はあるんだけど、いやそれじゃなくてですね。
あっちの!ドレスひらひらって方はどこですかー!
しまった…っ。回顧展だっていうから絶対あると信じきってた…っ!回顧展なら外せない代表作だと思うんですが!オトナの事情ですか!?
カタログの年表(?)には小さく入ってただけに、がっかり感が半端ない………。
更になぜか会場にはないその作品の絵ハガキが、下のミュージアムショップにはあるという…(でもこれ多分、通常売ってるやつだよね)涙目で絵ハガキ買いました…。
私的今回の収穫は、切り抜きが絵ハガキに出世したことです(笑)
そして恒例の「欲しい絵ハガキは絶対売ってない」ジンクスは、ナタリア・パスコってモデルの女の子がレンブラント風に写ってるモノクロ作品。キリッとした眼差しが良い感じだったのにな…残念。まあ今回は欲しい絵ハガキが手に入ったので、ジンクスじゃないかもですが(でもなんか違う…)
ほんとは作品を紹介したいんですが、オトナの事情があるっぽいのでヘタレ絵(構図パクリ。マグリットにダリ9:1な感じ(^_^;))で。
ほんとにいい写真ですので、気になる方は是非探して見て下さい♡
出した自叙伝はドイツ語だったそうです。なので名前はドイツ語表記にしてみました。あちこち移住しても、結局彼の根っこはドイツにあるんだろうな、と思ったので。
そんで。
同じく東京都写真美術館で開催の『マリオ・ジャコメッリ写真展』(2013.3.23~5.12)
チラシに魅かれました♡もう開催されてるっぽいですが、これも気になる…。
アオリがまた何ともステキ「白、それは虚無。黒、それは傷痕(きずあと)。」…って。
なんかHURTSっぽいぞ!←(現在完全にやられております(^_^;))
神父の服ってどうもホラーに見えて、色々ダークな想像をかき立てられてしまうんですが(^_^;)私だけ?(きっとエクソシストとか!ザ・ライトとか!あの辺の映画のせいだっ!)
機会があれば見に行きたいデス。
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